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更年期障害にならない人の割合とは?その特徴と対策法を徹底解説

執筆者の写真: 高本 玲代高本 玲代



40代、50代の女性にとって、更年期は誰もが避けて通れないライフステージの一つです。


しかし、「更年期障害にならない人はどれくらいいるのか?」「どうすれば更年期を軽く乗り切れるのか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。


実は、更年期障害を経験しない人や症状が軽い人には、いくつかの共通点があります。


今回は、更年期障害にならない人の割合や特徴、そして今からできる対策法を詳しく解説します。


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更年期障害とは?症状の種類と原因


更年期とは、閉経を挟んだ前後の約10年間を指します。


この時期は、卵巣機能の低下に伴い、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が急激に減少します。その結果、ホルモンバランスが乱れ、自律神経の調節がうまくいかなくなることで、さまざまな不調が現れます。


更年期の症状は多岐にわたり、代表的なものには以下のようなものがあります。


  • 身体的症状:ほてり、のぼせ、発汗、肩こり、頭痛、疲労感、不眠など

  • 精神的症状:イライラ、憂うつ感、不安感、集中力の低下など


    更年期の症状について更に知りたい方は更年期の症状にはどんなものがある?をリンクからご確認ください


これらの症状が日常生活に支障をきたすほど重い場合を「更年期障害」と呼びます。しかし、すべての女性が更年期障害を経験するわけではありません。


更年期障害にならない人の割合は?


厚生労働省の調査によると、40代から50代の女性のうち、

更年期症状をまったく感じなかった人は約15%


軽い症状はあったものの日常生活に支障がなかった人を含めると、


約50%の女性が更年期障害に悩まされずに過ごしていることがわかっています。


つまり、約半数の女性は更年期を比較的軽く乗り切っていると言えます。


更年期障害になりにくい人の共通点


更年期障害を経験しない人や症状が軽い人には、以下のような共通点があります。


1. 自律神経が整っている


更年期はホルモンバランスの乱れに加え、自律神経のバランスも崩れやすい時期です。


自律神経が整っている人は、更年期症状が軽く済む傾向があります。自律神経を整えるためには、規則正しい生活リズムや適度な運動、質の良い睡眠が重要です。


2. ストレスをため込まない性格


性格も更年期症状の重さに影響を与えます。以下のような性格の人は、ストレスをため込みやすく、更年期症状が重くなりやすいと言われています。


  • 真面目で完璧主義

  • 周囲に気を遣いすぎる

  • 感情を表に出すのが苦手


一方で、楽観的で「まあ、いいか」と受け流せる性格の人は、ストレスを感じにくく、更年期症状が軽い傾向があります。


3. 健康的な生活習慣


更年期障害になりにくい人は、日頃から健康的な生活を送っていることが多いです。具体的には、以下のような習慣が挙げられます。


  • 適度な運動を継続している

  • バランスの取れた食事を心がけている

  • 質の良い睡眠をとっている


これらの習慣は、ホルモンバランスや自律神経を整えるのに役立ちます。


更年期障害を予防するための対策法


更年期障害を軽くするためには、早めの対策が重要です。以下に、更年期を迎える前に始めたい対策法を紹介します。


1. 適度な運動を習慣化する


運動は、自律神経を整えるだけでなく、ストレス解消や睡眠の質向上にも効果的です。


ウォーキング、ヨガ、水泳など、無理なく続けられる運動を取り入れましょう。特に、ヨガは呼吸法を通じてリラックス効果が高く、更年期症状の緩和に役立ちます。


2. 質の良い睡眠をとる


睡眠不足や浅い眠りは、自律神経の乱れを引き起こす原因の一つです。以下のポイントを意識して、質の良い睡眠を心がけましょう。


  • 就寝2~3時間前に入浴や夕食を済ませる

  • 寝る前はスマホやパソコンの使用を控える

  • 朝起きたら日光を浴びて体内時計をリセットする


3. バランスの取れた食事を摂る


栄養バランスの良い食事は、ホルモンバランスや自律神経を整えるのに役立ちます。


特に、大豆製品に含まれるイソフラボンは、エストロゲンに似た働きをするため、更年期症状の緩和に効果的です。


また、カルシウムやビタミンDを積極的に摂取し、骨の健康を保つことも重要です。


更年期障害にならないために今からできること


更年期障害になりにくい人の特徴は、「自律神経が整っていること」と「ストレスをため込まない性格」であることがわかりました。更年期は誰にでも訪れる自然な変化ですが、以下のような心構えで乗り切ることが大切です。


  • 「今はこういう時期なんだ」と受け入れる更年期の症状が現れても、過度に不安にならずに受け流すことが重要です。


  • 早めに専門家に相談する症状がつらい場合は、婦人科や更年期外来で相談しましょう。ホルモン補充療法(HRT)や漢方薬など、症状に応じた治療法があります。


    更年期の治療方法のメリットデメリットはこちらのリンクで記載しておりますので、ご参照ください


まとめ:更年期を健やかに乗り切るために


更年期障害にならない人は約50%おり、その人たちには自律神経が整っている、ストレスをため込まない、健康的な生活習慣があるといった共通点があります。


更年期を迎える前に、適度な運動、質の良い睡眠、バランスの取れた食事を心がけ、ストレスをため込まない生活を送ることが大切です。更年期は誰もが通る道ですが、適切な対策を取ることで、より快適に過ごせるでしょう。


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<参考>厚生労働省「令和4年 更年期症状・障害に関する意識調査」小野ら(2021). 更年期障害の重症化に関係する要因について―身体感覚の増幅に着目して―.女性心身医学, 25(3), 175-182.

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