それまで穏やかだった妻がある時いきなり性格が変わった!という方はおられませんか?
怒りっぽくなってヒステリーになった、うつっぽくなって感情の浮き沈みが激しくなった…。
また、時に女性がうつのような症状がでてくることもあります。
更年期うつの妻への接し方というものもありますので、リンクから是非お読みください。
年間500件もの更年期世代カップルのカウンセリングを行い、フォーブスジャパンやNHKあさイチでも紹介されたプログラムを提供する筆者が、その原因と効果的な対処法についてお伝えします。
更年期カップル向けのプログラムよりそるはコチラ(画像をクリック)
また、パートナーが更年期で辛そうな場合、長引き度の無料診断をプレゼントしてますので、「体調辛そうだから」と転送してあげてください。そうすることで、対処法などがご自身でも自然とわかるようになり、男性のご負担も軽減できます
<目次>
更年期障害に妻の性格が変わる理由
1.女性ホルモンの低下
更年期は女性ホルモンのエストロゲンが急激に低下していき、精神的に不安定にならる方がおられます。
これは本人の性格の問題というよりは、ホルモンの変調により変わったのです。
つわりで女性が嘔吐するのをご存じの方が多いと思いますが、見える状況は違えど、同じように体内で大きな変化がおこっているのです。
だから今の妻は「本来の姿」ではなく「特殊な状況」と思ってください。
一時的にけがをしている、妊娠時と同じように特殊な状況にいる、くらいの気持ちでいた方があなたの気持ちも楽になるはずです。
2.更年期による体に出てくる不調の影響
また精神だけでなく背景に体の不調を抱えられておられる方も多いです。例えば更年期で多い自覚症状の中に「不眠」や「疲れ」「だるさ」を訴えられる方もおられます。
そういう状況だとついついイライラしてしまいます。
私も実際ありましたが、風邪やインフルエンザで体がだるく、でも眠れない状況が何日も続く感じでした…しかし夫から見えるのは「イライラしている」という夫自身への影響であることが多いです。
これは実際の当社でとったアンケートの結果です。(男女合計 455名)
青:男性回答(女性に対して感じること)
オレンジ:女性の回答です
女性が感じている疲労感(59.9%)に対して、男性はほとんど気づいていない(10.3%)ことがわかります。
同様に、症状がないと答えている男性が女性の約倍いるのです。
他方、女性のイライラについては女性以上に男性が感じていることがわかります。
(女性32.2% 男性50.4%)
この辺の実感値には隔たりがあることがわかります。
自分の体調不良に気づいてくれない、声をかけてくれない、という女性の悲痛な思いから余計にイライラに拍車がかかることもあります。
また、声掛けと同時にどんな支援が必要か引き出すことも大事です。
「ゆっくりしてね」という声掛けだけで家事などはそっちのけでゲームをしている、仕事をしている、などの失望の言葉をもらうこともありますから、声掛け、話を聞く、必要な支援内容をできるだけ具体的に引き出し実行していく、をセットにして対応していきましょう。
更年期障害の症状について詳しく知りたい場合はをごリンクをご覧ください。
3.更年期に重なる外部環境の変化
この時期お子さんの進学、空の巣症候群(子供巣立ち)、不登校、であったり、仕事もある程度任せられる年齢になりつつ、不調の中回している。女性自身や夫の親の介護の問題も出てきて対応している…職場やママ友の人間関係に問題を抱えている
そんな時に出てくる不調が重なり、一気にメンタルをやられてしまうことがあります。
また、それまで夫に不満があったことに対し、我慢できていたことが更年期の不調をきっかけに我慢できなくなってしまう、という話も相談者からよく聞きます。
お子さんのことであったり親のことであったりは夫婦で共通の問題として女性も捉えていることが多いですから、積極的に関心を持ち、話しあう機会を設けていきましょう。
特に主に女性が対応している場合は、やり方がおかしいなどの批判をするよりも辛さを吐き出させる、という役割を男性が担っていくのがおススメとなります。
更年期障害の性格の変化に対する周囲の対処法
1.話を聞いて共感する
パートナーがイライラし始めたら逃げようとしてませんか?それ、もしかしたら逆効果かもしれません。
人は自分の信頼している人に「話を聞いて欲しい」と思っています。
そう話すと大抵の男性は「話は聞いてます。でも怒り出すんです」と言われます。その場合こんなことをしていませんか?
よくある男性のNG行動
① 相手の言っていることを確認するため「これはこういうこと?」とまとめてみる
② どうしたら解決できるかアドバイスをする
③ 「こういう見方もできるのでは?」と違う視点を与える
しかし、女性の求める「話を聞いて欲しい」はそうではありません。求めているのは「傾聴」です。
解決してあげようと思わなくても良いのです。話を最後までゆっくり聞いて「そうだったんだね」「大変だったね」とねぎらったり「共感」することが大切です。
中には体調が悪かったり、体が思うように動かないことに対して罪悪感を持っている女性も多くおられます。
いたわりの気持ちで接するのがおススメです。
大丈夫だよ、よく頑張っているよ、などの言葉が有効になります。
また、ストレスを抱えて話している女性の頭の中は混乱しています。だから、最初のうちは「何を言っているかよくわからない」と聞いている男性も困ってしまうことがあるでしょう。
しかし、混乱しながらも女性は話をしているうちにだんだんと落ち着いてきて、情報が整理されてきます。そして自分なりの解決方法が見つけられることも多々あります。
パートナーの男性にやってほしいことは、妻が「自分なりの答え」を見つけることの手助けのために、話を聞きながら質問をしてあげることです。
「それってなんでそう思ったの?」
「それに対してどんなことができそう?」
など本人が能動的に答えを見つけられそうな質問を投げかけてみましょう。
2.会話中に手をつないでみる
手をつないで話を聞くと、妻が怒りで感情をぶつけるのを防ぐ効果があります。
勿論最初は「は?」って言う感じになるかもしれませんが…
「きちんと話を聞きたいから手をつないで話を聞きたい」と言ってみましょう。もし了解してくれたらそのまま話を聞いてみてください。
そうすると心理的に妻の怒りは落ち着いてきます。
3.受診に対する気づきを与える
更年期障害のイライラは、女性ホルモンの低下によるものですから、治療によって緩和される場合があります。
勿論いきなり
「更年期だと思うから受診したら?」
というとキレられます。
傾聴などを行い、「この人は頼りになる」と思われた段階で受診について提案してみましょう。
「体もしんどいと思うから、婦人科で受診してみない?」
などと伝えてみましょう。
そんな時に更年期の主な治療法のリンクを見せると役に立つかもしれません。
妻の更年期のイライラやメンタルの不安定さを解消していくために
妻のイライラをなんとか抑えたい、自分自身のイライラに対処していきたい。しかし自力での対処がなかなか難しい…そんな時は当社サービス「よりそる」をご検討ください。
実際にこの記事を読まれた男性に紹介される形で女性がお申込みになられています。
男性にとっては更年期に対する理解が深まり、必要な対話が自然とできるようになりますし、「辛そうにしている女性の見守りサービス」とすれば喜んでくださる女性が多いです。
「よりそる」のリンク先の内容をそのまま送ってみて、「こういったサービスがあるから使ってみない?」と是非おススメになってください。
まとめ
更年期のイライラについては治療に加え、家族・特にパートナーの理解は重要になります。
時にお子さんとの間で男性が調整しなければならない時もあるでしょう。
妻にただ「病院に行け」というとまた炎上しますので、更年期という言葉を使わずとも「体調悪そうだけど治療をすると不調もよくなるらしいよ」と言って一緒に病院を探すと二人のプロジェクトとなって取り組みやすくなります。
また同時にこの役割を担い、ストレスが増えるこの時期の男性の心を守ることも大事です。
「今は特殊な状況だけど、解決方法は存在している」と考えてください。
自分が悪いわけではない、しかし今調整していくべきことはある、と思い早めに対処すると女性の様子も早く回復していきます。
少し時間はかかりますが、必ず解決しますので是非チャレンジしてみてください。
Comments