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執筆者の写真高本 玲代

更年期生理ドバドバはいつまで

更新日:11月5日




更年期になって生理の量が急激に増えた、初日から量が多く漏れ出すのが怖い、そんなお悩みの方が増えています。


今日はNHKのあさイチや日経新聞などでも取り上げられた更年期女性向けのプログラムを提供している代表の高本が、これまでのカウンセリングの状況から更年期生理ドバドバの原因やいつまであるのか、また対策などをお伝えします。


<目次>



更年期に生理がドバドバなる理由



更年期に生理が「ドバドバ」になる、つまり出血が多くなる理由は、ホルモンの変動によるものです。更年期に近づくと、卵巣の機能が低下し、エストロゲンとプロゲステロンという二つのホルモンのバランスが乱れます。このホルモンの不安定さが生理のパターンや出血量に影響を与えます。


具体的な理由には以下のものがあります。


ホルモンの乱れ: 更年期に入ると、エストロゲンが不安定になり、過剰に分泌されることもあります。エストロゲンが多いと、子宮内膜が厚くなり、その結果、経血量が増えることがあります。


排卵の不規則化: 更年期では排卵が不規則になり、月経周期が不安定になります。排卵が行われないと、プロゲステロンが不足し、子宮内膜が適切に脱落しないため、次の周期で過剰に内膜が剥がれ、大量の出血を引き起こすことがあります。


子宮の問題: 更年期前後には、子宮筋腫やポリープなどの子宮内の異常が見つかることもあり、これらが出血の原因になることがあります。


このような症状が長期間続いたり、異常に感じる場合は、婦人科医に相談するのが賢明です。


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更年期に生理がドバドバするのはいつまで



更年期に生理の量が増える時期は、個人差がありますが、一般的には閉経前の数年間(過渡期)に多く見られます。この期間は「更年期過渡期(ペリメノポーズ)」と呼ばれ、閉経(最後の生理)に向けてホルモンバランスが大きく変動する時期です。


この期間の特徴として、次のことが起こることがあります。


月経不順: 月経の間隔が不規則になり、早まったり、遅れたりします。


生理の量が増える: ホルモンの乱れにより、出血が増えることが多いです。


間欠的な出血: 生理が急に止まる月があったり、逆に短期間で再び生理が来ることもあります。


このような症状は通常、閉経に向かう2〜4年間続くことが多いです。閉経は平均的には50歳前後に起こりますが、個人差があるため、早い人では40代半ば、遅い人では50代前半までこうした症状が続くこともあります。


最終的に閉経を迎えると、卵巣の機能がほぼ停止し、エストロゲンの分泌が極端に減少するため、生理は完全に止まります。出血が増えるのはこの閉経直前までで、閉経後は通常、生理のような出血はなくなります。


また更年期の終わりのサインについては



でお伝えしております


更年期の生理ドバドバの医学的対処法


不安定になった女性ホルモンが原因の場合は、女性ホルモンをコントロールすることで、経血量を減少させることができます。


その際に使用するのが、「低用量エストロゲン・プロゲスチン※配合薬」(いわゆる低用量ピル)、「黄体ホルモン製剤」、「子宮内黄体ホルモン放出システム」(子宮内に装着するタイプ)、「GnRHアナログ製剤(GnRHアゴニスト製剤、GnRHアンタゴスト製剤)」などがあります。


いずれも月経困難症や過多月経に対して健康保険が適用される場合があります。


また、経血量が多かったり少なかったりバラつきがある場合、ホルモン補充療法(以下HRT)で出血の周期を規則的に整える方法もあります。


※プロゲスチンは人工的に合成した黄体ホルモン


低用量ピル

以下の主な種類があります:


  1. 一相性ピル: 全ての錠剤に同じ量のエストロゲンとプロゲステロンが含まれているタイプ。21日間ホルモン入りのピルを飲み、7日間はホルモンが入っていないプラセボを飲むか、何も飲まない「休薬期間」を設けます。


  2. 三相性ピル: 3つの異なるホルモンバランスを含むピルを段階的に服用します。ホルモン量が自然の月経周期に近い形で変動するため、一部の人には副作用が少ないとされています。


  3. ミニピル(黄体ホルモン製剤): エストロゲンを含まず、プロゲステロンのみを含むピルです。特に授乳中の女性やエストロゲンが使用できない場合に適しています。


ピルの種類は医師が状況に合わせて処方します


子宮内黄体ホルモン放出システム(ミレーナ)


ミレーナについてはメリットやデメリットなどをコチラでお伝えしております




GnRHアナログ製剤


性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH: Gonadotropin-Releasing Hormone)を模倣した薬で、主にホルモン調整や抑制を目的に使用される治療薬です。


GnRHは、視床下部から分泌され、下垂体を刺激して性腺刺激ホルモン(LHとFSH)を放出させることで、性ホルモンの生成や排卵を制御します。


GnRHアナログは、自然のGnRHよりも長く作用し、投与量や方法に応じて性ホルモン(エストロゲンやテストステロン)の生成を増加または抑制することができます。


特に、持続的に高濃度で投与されると、逆に下垂体の反応が抑制され、性ホルモンの分泌が抑制されます。


ただし、更年期症状: エストロゲンが抑制されることで、更年期に似た症状(ホットフラッシュ、骨密度の低下、気分変動、疲労感など)が出現することがあります。


ホルモン補充療法(HRT)


ホルモン補充療法のメリットデメリットはこちらでご説明しております


病院に行く時間がなかなか取れない方への対処法


更年期の出血が気になる中、そのタイミングですぐに病院に行く時間がとれないこともあります。


そんな時は、従来のナプキン以外に吸水パンツを併用することがおススメです。


吸水パンツは、最近注目されている新しいタイプの生理用下着で、見た目は普通のショーツと変わりませんが、吸水性の高い素材が使われているため、しっかりと経血を吸収し、漏れを防ぎます。


吸水パンツの一番の利点は、通常のナプキンやタンポンと異なり、使い捨てではないため、何度も洗って再利用できることです。これにより、コストを抑えつつ環境にも優しい選択となります。


更に吸水力の高いものをナプキンと併用して使うと漏れの心配が軽減されます。


更年期の女性にとって、特にメリットとなる点は次の通りです。


そこでおススメなのがこちらの吸水パンツ。

抗菌加工もされており、安心です。




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